今回は埼玉県比企郡嵐山町にある菅谷館に行ってきました。
菅谷館跡は5城ほど比企城館跡群の一つとなっていて、そのうちの一つ「杉山城」も、続日本100名城に指定されています。
目次
菅谷館(続日本100名城 No.120)
菅谷館へのアクセス
・車で
関越自動車道「東松山IC」出て国道254号線を10kmほど
・電車で
東武東上線「武蔵嵐山駅」から徒歩約15分。
駅から博物館や菅谷館への路線バスはないみたいなので、タクシーか徒歩になります。
菅谷館 スタンプ設置場所
・埼玉県嵐山史跡の博物館
国道254号線バイパスに接している搦手門跡から入るとそこが駐車場になっています。
20台くらいは止められると思います。土日祝日以外ならそんなに満車になることは無いと思います。
続日本100名城のスタンプは入口を入ってすぐの場所に置いてあります。
スタンプだけなら拝観料は不要です。
※2020年10月現在、コロナ対策の関係で正面玄関ではなく、裏口から入って、用紙に名前、連絡先等を記入するようになっています。
スタンプの図柄は下記インスタグラムにて↓
菅谷館の見どころ
防御施設の出枡形土塁
なかなか分かりずらいですが、本郭の一部分が凸状になっています。
これで二ノ郭等から攻めてきた敵に横矢を掛ける構造ですね。
二ノ郭を本郭を見ながら歩いていると水堀が90度に折れ曲がっていることに気付くと思います。
畠山重忠の居館跡
この菅谷館は鎌倉時代の武蔵武士「畠山重忠」の居館と伝えられています。
その後、戦国時代の城跡に改修されたりして、目にしているのは戦国時代の菅谷館です。
戦国時代の時に菅谷城にしたのは、山内上杉氏で、関東管領職に何度も就いたことのある鎌倉ゆかりの一族ですね。
鎌倉市内にも「畠山重忠邸址」の碑がありますが、鶴岡八幡宮の隣っていう立地です。有力御家人だったということがコレでも分かりますね。
土塁と空堀で防御
菅谷館は郭間を土塁と空堀で区切っています。今は空堀に水が貼ったりもしてますね。
本郭や何に使われていたのか分かっていない「南郭」の南側は崖になっていて、その下には都幾川が流れている自然の要塞です。
日本城郭検定 過去問題
※過去問で出題を見つけ次第追記していきます。
菅谷館 その他
鎌倉街道
菅谷館のそばには鎌倉街道が有ったみたいです。
今は舗装された道路が菅谷館の周りを走っていて、どれが鎌倉街道なのかさっぱり分かりません。
嵐山町を南北に縦断する古代の官道が「上の道」に該当すると書いています。
埼玉で鎌倉ゆかりの地巡り
— kagolabo@鎌倉 (@KagolaboJp) October 13, 2020
嵐山町の菅谷館は畠山重忠が住んでたところらしいです🤔
ココからいざ鎌倉かぁ。
遠いな、車でも2時間はかかるよ😅#菅谷館 #嵐山町 #鎌倉 pic.twitter.com/uete7PG3e5