今回は、福井県坂井市丸岡町にある丸岡城へ。二重三階の望楼型天守です。
目次
丸岡城(日本100名城 No.36)
別名:霞ヶ城
丸岡城へのアクセス
丸岡城の近くには鉄道の駅がありません。
マイカーで行くか、最寄駅から路線バスへ乗り継ぎます。
・路線バス(丸岡城着)
丸岡城バス停を経由する京福バスの系統番号ですが福井駅発が多くなっています。
31丸岡線(JR福井駅発)
36県立病院丸岡線(JR福井駅発)
39大和田丸岡線(JR福井駅発)
87芦原丸岡永平寺線(JR芦原温泉駅発)
・路線バス(福井駅から)
福井駅 9:30 → 丸岡城 10:13 |670円|京福バス|31丸岡線|土日祝のみ
福井駅 9:40 → 丸岡城 10:30 |670円|京福バス|36県立病院丸岡線
福井駅10:10 → 丸岡城 11:11|670円|京福バス|39大和田丸岡線
※36,39系統は、ほぼ1時間おきに福井駅を出発しています。
・路線バス(JR芦原温泉駅から)
芦原温泉駅 9:30 → 丸岡城 9:49 |570円|京福バス|87芦原丸岡永平寺線|土日祝のみ
※JR丸岡駅からは丸岡城行きのバスが出てないので要注意!
丸岡城 スタンプ設置場所

霞ヶ城公園管理事務所(券売所窓口)
丸岡城のバス停を降りると目の前にあるのが「一筆啓上茶屋」
そこから、丸岡城の天守閣へむかって階段(坂道)を登っていったところに券売所窓口があります。
料金 450円(下記三か所共通入場券)
越前丸岡城+歴史民俗資料館+日本一短い手紙の館
※丸岡城への入場料を払わなくてもスタンプは推せる場所にあります。
丸岡城の見どころ
石垣は野面積×乱積
石垣は時代が進むほど、野面積→打込接→切込接、乱積→布積となるので、初期のお城と考えられる。

天守閣は現存の二重三階 望楼型
一階建ての建物に望楼を載せる。

別名は霞ヶ城
大蛇が霧で隠し守ったとの伝説から。
国宝になっているのは昔。福井地震で倒壊してからは重要文化財指定に。

内堀は埋め立て
二の丸と三の丸の間には巨大な五角形の内堀があったが、ほとんど埋め立てられている。
内堀沿いに石標が何個か設置してあるので、架空の内堀を散歩するのも昔の城下町を感じられて楽しい。
丸岡城 歴代城主
丸岡城の歴代城主はコロコロ変わっていますが有名な家が続きます。
・柴田勝豊
柴田勝豊は柴田勝家の甥。
一向一揆勢力の拠点だった豊原寺を滅亡させ、丸岡城を築城。
・本多家
本多家は徳川三傑(徳川家臣団)。
いろんな藩主や加賀藩家老に分かれていますが、丸岡藩主は本多重次系。
・有馬家
有馬清純は、九州にいたキリシタン大名「有馬晴信」の曾孫。
城下町に切支丹灯篭があるのも、有馬氏が藩主だったため。
日本城郭検定 過去問題
天守の屋根瓦は笏谷石(しゃくだにいし)製
天守に石瓦を使用した現存例は丸岡城のみ。
石を使っているのは瓦が凍結して破損することを防ぐため。
今日は丸岡城へ!
— kagolabo@鎌倉 (@KagolaboJp) September 20, 2020
現存12天守の一つで、屋根は福井名物の「笏谷石」😊#日本100名城 pic.twitter.com/4yJjzeeTQp
笏谷石(しゃくだにいし)
笏谷石は福井県福井市の足羽山(あすわやま)で採掘される石材。(採掘は1998年に終了)
柔らかくて加工に便利。
一乗谷遺跡では笏谷石で掘られた石仏が見つかり、北ノ庄城の屋根も瓦じゃなく笏谷石で葺いたとされる。
外壁は下見板張
丸岡城の天守の壁は下見板張(したみいたばり)となっている。
下見板張
煤と柿渋を混ぜた墨を塗った板を張ること。白漆喰の上に張るので耐久性に優れる。
※漆喰は水分が浸透すると剥がれ落ちやすくなる。
一筆啓上
日本一短い手紙で有名な、本多重次が陣中に妻へ宛てた手紙
「一筆啓上 火の用心 お仙(本多成重|初代丸岡城主)泣かすな 馬肥せ」