日本城郭検定3級の勉強法と合格体験記

日本城郭検定3級の勉強法と合格体験記

死ぬまでには日本100名城をすべて巡ってみたいなと思っているのですが、どうせならある程度の知識を持って巡ったほうが楽しいに決まっていると、日本城郭検定に挑戦しました。基礎知識で良いので3級ですよ。

日本城郭検定3級とは

日本城郭協会が主催している、日本のお城についての検定です。
1年に2回(6月と11月)に開催しているのかな?

4級・3級・2級・準1級・1級の5段間に分かれています。

3級は初級レベル。平均合格率は82.8%。となっています。

出題内容

検定に合格するためには、どの様な問題が出題されるのか?は知っておかないといけませんので、公式HPをチェックしてみましょう。

・城の総合知識(分類/歴史/地域文化/城造り/文化財としての城/城と災害・信仰/城の鑑賞・文化)

・日本100名城の個別城郭の知識を中心に、続日本100名城の個別知識も一部問う

・全100問中おおむね70問以上正答者は合格

・参考書は「日本100名城公式ガイドブック」、日本100名城の知識を中心に学習してほしい

上記のようなことが書かれてありますので、これに素直に従いましょう。

日本城郭検定3級の勉強方法

日本100名城公式ガイドブック

これが公式HPでも書かれていた「日本100名城公式ガイドブック」です。
この本の前半には、出段範囲になっている城の総合知識について数ページにわたって簡潔に書かれていて、これを読むだけで勉強になります。

後半は、日本100名城の個別情報が掲載されていて、こちらも出題範囲の「日本100名城の個別城郭の知識」を満たします。

続日本100名城公式ガイドブックも同じような構成になっているのですが、メインの出題範囲は日本100名城なので、こちらに時間を割くのが効率てではないでしょうか。(自分の場合は、まだ続日本100名城が出た直後で、まったく無視してました)

ちなみに日本100名城スタンプラリーをするとき、持ち運び用に小さい公式スタンプ帳「日本100名城に行こう」を購入する方もいると思いますが、城の総合知識が全く掲載されていないので、日本城郭検定の参考書としては使えませんね・・・。

公式ガイドブックを十分に読み込んだなら、次は「日本城郭検定公式参考書」で勉強しましょう。
城の総合知識が、より詳しく、でも分かりやすい内容になっています。文章も比較的容易でサクサクと読むことができます。

最後は日本城郭検定公式問題集です。検定試験に過去問は必須。

この問題集は繰り返し3回くらいはやりましょう。
繰り返すときには、間違った問題だけをやること。分かってる問題をやるほど時間の無駄遣いはありませんからね。

極めつけは実際に日本100名城に行くこと

日本城郭検定に合格したいからといって、机の前で知識だけ詰め込んでも面白くありません。
実際にフィールドワークしないとね。

実際に日本100名城に行って、実際の案内板を読んだり、城の周りの地形を天守閣から望んだりすることで、記憶がより定着しますよ。

松江城

島根城

彦根城、ひこにゃん

彦根城
ひこにゃん

ひこにゃんは確かに可愛いんですけど、実際に見たら「動作がめちゃんこ可愛い」ことに気づきますよ。
これは写真では分かりません(笑)

津山城(岡山県)

津山城

明石城(兵庫県)

明石城

日本城郭検定の試験当日と合格証

今回の試験会場は東京にある日本語学校で開催でした。

3級のスケジュールは
開場 12:20 → 説明 12:40~12:50 → 試験 12:50~13:50
です。

試験問題は100問と多いのですが、この検定は知ってるか知ってないか。考えたり計算するなどという時間がかかる問題はありません。
感想としては、「結構難しい問題も沢山出題されるんだな」ということ。

お城の特定の部分(石垣、歴史等)だけが好きor良く知っているのだと合格難しいかもしれません。総合力が問われますからね。

3級入門編という記載内容にちょっとなめてました。
無事に合格はしたものの、最後まで合格したという感触は無かったですね(汗)

日本城郭検定3級

2級はもっと難しい内容になるんだろうなと思うと、お城の基礎的な内容をザックリ分かって、それなりにお城を見て楽しめるようになったので、まだ上の級へ挑戦するのは後で良いかなと(汗)