2019年6月30日に行われたサロマ湖100kmウルトラマラソンで無事完走できました。
今後のためにその時の内容を記録として残しておこうと思います。
当日の天気は?
前回の大会では75km地点での天候悪化(暴風雨と気温急低下)でDNS。
今回も同じ状況だとDNSになるだろうと予測し、天気が良いと判断したときのみサロマ湖へ飛ぼうと考えていました。
一週間前のサロマ湖の天気は降水確率60%と微妙。
飛行機は、予約キャンセルでもキャンセル料が5%で済むANAバリューで正規料金の次に高いチケットで抑えまてました。
2,3日前になると降水確率がグッと下がり20%台へ。
サロマ湖へ向かう覚悟を決めたのでした。
降水確率は終日10%。気温も高くて22℃。とウルトラには絶好のコンディション。
天気予報では終日曇り。日照が無いため比較的涼しく走りやすい時間がゴールまで続くと思われました。
そして、女満別空港へ。おなじみのサロマ湖のディスプレイが。
そんなこんなで、お世話になる網走市の宿に向かうのでした。
レース前
前日は19時30分くらいに布団に横になるも、22時くらいまでは寝れず・・・。
fitbitの睡眠データによると、睡眠時間は4時間11分。深い眠りはたった9分。大丈夫か!!
起床は1時。そこからコンビニで買っていた朝食(おむずびと菓子パン&コーヒー)を食べて、用を足し、出発に備えました。
サロマ湖100kmウルトラマラソンのスタートは5時00分。
逆算して宿泊していた網走のペンションの出発は2時40分でした。
ペンションの外へ出るとなんと雨。。。まさかの予想していない状況にテンション下がりますが。
スタート地点に向かうにつれて雨が止んでいき、スタート地点到着した時には雨は上がっていました。
スタート地点に着く前に道の駅でトイレ休憩。
スタート地点は4時15分くらいに到着です。この時点でトイレは凄い行列なので、道の駅で済ましておいて正解でした。
ここでグローブを持ってくるを忘れたことに気が付きました。
スタッフさんに大会でよく出店している、ミズノやアディダス等のお店はあるかと聞くも無しとの回答。うーむ困った。
そんなこんなでスタート地点に並ぶのでした。
レース中(前半)
ウルトラマラソンは100kmありますから始めから飛ばしてしまっては後半足が動かなくなってしまいます。
キロ6分、エイドは長く滞在しないを目標に走ります。
スタート後はスタート地点を4kmほどかけてグルっと回ります。
ここでスタート地点の近くにあった「セブンイレブン」に寄り道して、軍手(97円)を購入。これが役に立ちました!
そしてスタート地点に戻ってきてトイレへ。
スタート地点なので仮設トイレが沢山あって並ぶことはありません。
逆にここを過ぎてしまうと次からの仮設トイレは10人以上の行列待ちを強いられます。ここで済ましておいた方が正解です。
あとは淡々と歩を進めます。景色は良いんですけど、毎回、直線が長すぎて退屈です。
30kmを過ぎてからは天気予報が良い方向にズレて、曇りからは晴れへ。日照があるととても暑く感じます。
脱水症状にならないように、こまめに水分補給。そしてバナナは摂取です。
42.195km地点にあるオブジェ。
これも有名でランナーの皆さんが自撮りするポイントですね!応援の方も多くてテンションがあがります。
が、今回は暑かった・・。
レース中(後半)
後半過ぎても淡々と進みます。
晴れ間のせいか寒さは一切ありません。かぶり水をしても体が冷えることはありませんでした。
後半54km地点には、預けた荷物で再準備できるレストステーションです。
着替えとか入れてきたのですが、天気も良かったし、足をあまり止めたくなかったので給食を食べて、荷物に入れていた塩タブレットとアミノバイタルを取り出すのみで出発しました。
あ、トイレも行きましたよ。仮設トイレの台数が多いので列が長くても回転が良かったです。
このレストステーション付近はアップダウンが繰り返し。牧場の近くも走るので牛たちがランナーを見てます(笑)
60km付近は魔女の森へ向けて湖側へ。天気がほんとに良い。去年は小雨で寒風が吹いてて寒かったのに。
日陰の少ないサロマ100kmのなかで、4kmほど続く木陰の道、通称「魔女の森」。涼しいからしっかり走りますよ!
トレイの回数はなぜか増えましたが、胃腸の調子は良く、74km地点のお汁粉(鶴賀ホテルのエイド)も普通に食べれてました。
80km過ぎにワッカに入ると、とてもきれいな景色に癒されますが、疲れが吹き飛ぶなんてことは一切ありません(笑)
逆に、ちょっとゆっくり行っても完走できそうな時間帯で突入できたので気が緩んでしまいペースが落ちました。
去年は74km地点でDNSしたので初のワッカ原生花園。去年は暴風雨で景色は全く見えなかったそう。。。
ワッカは片道が長すぎます。そして微妙なアップダウンが続いて足にきますね!
折り返しまで進めば進むほど、この距離を戻るかとゾッとしてきます。
折り返して90kmに入ると安心感もあって歩きが多めに入ります。
無理して脱水症状起こしたら困りますし、まずは初完走と思ったので。
時間は午後4時30分ほど。
歩くとちょっと体が冷えてくるのが分かったのでウインドブレーカーを早めにザックから取り出して腰に巻き付けときました。
ワッカを抜けるとゴールまではあと2km。ここからは気合で走りなんとかゴールラインを通過することができました。
補給食について
基本的に燃費の良い体なのでエイドではあまり大食いしません。
持ち物で食べたのは、アミノバイタルゼリー(赤)が3袋、塩タブレットを10km毎に1袋。
芍薬甘草湯を50km過ぎと80km過ぎに1袋ずつ。
エイドでは、バナナ3本。ベーグル、チョコレート、お汁粉、くらいだと思います。
トレランザックに300mlのペットボトルを装着していたので、エイドで満タンにして適宜飲むようにしていました。
後半のエイドでは2.5km間隔の給水で水切れが何か所かあったので、ペットボトル持ってたのはナイスジャッジだったと。
サロマのエイドは後半になっても氷を使って冷たい飲み物を準備してくれていたので、ほんとに助かりました。
サロマ湖100kmウルトラマラソンで超有名な私設エイド。
68km付近にあります。冷たいおしぼりやあったかいお茶、掛かり水など至れり尽くせりです。
レース後
ゴール後は心配していた脱水症状はありませんでした。手足のしびれなども出ませんでした。
あとは低体温症が心配なので、荷物を素早く受け取って更衣室で普段着へ着替えました。
両足が棒のようになっていて、座るとかしゃがむとかいう行為が、もう大変でした(汗)
あと、靴下を脱いだり履いたり、靴を履いたりするときに、足の裏が攣りそうになりました。
でも、素早く着替えも済ませたおかげで低体温症も発生しませんでした。気温も18度くらいあって暖かくて助かりましたね。
筋肉痛はいつまで
普段の練習では、最近筋肉痛って起きなかったのですが、さすが100kmはあまくありませんね。
翌日もなかなかの筋肉痛でした。やっぱり、立つしゃがむの動作がほんと大変です。
火曜日にスーパー銭湯に入って遅ればせながらの水風呂へ。そこから急速に筋肉痛が治まってきたように思います。
水曜日は歩くには支障が無くなりロードバイクの練習を再開するくらいに。木曜日にはラン再開でした。
今回は天気予報に救われました。個人的にはこれ以上ないコンディションでした。
身体の方は90km以降、足が棒になったり疲れが出て歩きが増えてしまいましたが、胃腸の具合も良好、脱水症状なし、低体温症なし、と、素晴らしい成功体験をすることができました。
これで、次回100kmに出場するときはもう少しペースを上げる(サブ12)、他の100km大会にも参加してみる。
など、可能性が広がりました。でも、100kmマラソンはしんどいので、年に一回ぐらいでいいです・・・。