日本百観音(お礼参り)
日本百観音のお礼参りをする観音様は二か所。
先日の善光寺に続いて、今回は北向観音へお参りに行ってきました。電車でね。
上田電鉄別所線
北向観音がある別所温泉へは、上田電鉄別所線という私鉄電車が通っています。
地方へ行ったら、よほど不便じゃない限り公共交通機関に乗ることにしています。(廃止になったら困るしね)
上田駅~別所温泉駅 約28分 590円
※上田電鉄公式HPはコチラ
また、映画「サマーウォーズ」で、この上田電鉄別所線が描かれています。
「角間温泉」行きになってますけど。そうそう、サマーウォーズは信州上田が舞台なんですよね。
・災害に伴う運転見合わせ
しかし、実際に行ったとき(2020年11月)には、2019年の台風19号の被害で、千曲川を横切っている線路が流されたみたいで、上田~城下駅間はバス代行輸送となっていました。
代行バスでは、別所線に並行している県道(長野上田線)を走りますが、復旧工事中の現場を見ることが出来ます。ホントに線路が無い・・・。
城下駅でバスと電車を乗り換えて別所温泉駅へ向かいます。
城下→上田へ向かうのは乗り換えスムーズですけど、上田→城下への乗り換えの場合、城下駅で10分ほど待たされますね・・・。タイムロスですけどのんびり行きましょう。
真田ラッピング列車 別所温泉駅
別所温泉街
別所温泉は信州最古とされる場所。
木曽義仲ゆかりの「大湯」ほか、3つの外湯があります。
別所温泉駅からは北向観音までは、北向観世音道(別所街道)の最終地点が通っていたようです。
徒歩の時代(古代から明治中期)は塩田平の重要古道の一つで、藩主も温泉湯治で利用していたとか。
北向観音
825年創建の厄除け観音。
南向きの善光寺と相対し古来、両尊を参詣しなければ方詣りになると言われている。
別所温泉駅から、緩い上り坂を歩くこと約700m。
別所温泉街を通る道路沿いに北向観音へ向かう参道が現れます。
参道へは一旦下ってから、また観音堂へ向かって登るのですが、なんとも言えない良い雰囲気です。
北向観音の境内はそれほど大きくありません。
建物としても、観音堂、鐘楼、額堂、御朱印所くらいしかなくて、30分もあれば見学&お詣りは十分だと思います。
・御朱印
日本百観音(または坂東三十三観音)巡礼のお礼参りの御朱印です。
御朱印帳の北向観音のページには「善光寺対の寺」と書いてあり、これが最終頁になっています。
長い長い巡礼の旅も、これで本当のフィニッシュになりました。な、長かった(汗)
そんなことより、北向観音の周辺には、鎌倉時代の古刹「安楽寺」や「常楽寺」などがありますので、そちらへも足を運びましょう。
・当日のツイッターより
北向観音に行って、お礼参りも含めて無事に日本百観音結願しました😊
— kago@鎌倉 (@KagolaboJp) November 12, 2020
きっかけは、鎌倉→杉本寺→坂東1番札所って言う流れです。
杉本寺の御朱印は2017年11月17日でした。3年も掛かった、長かった😅#日本百観音 #結願 pic.twitter.com/UALWdHcDgT
鎌倉ゆかりの地巡り(長野県上田市)
長野県上田市は昔から信濃国の政治・文化の中心だったとされています。
奈良時代には国分寺、国分尼寺。(JR上田駅の隣駅が「信濃国分寺駅」)
鎌倉時代には幕府の信濃守護職・北条氏が塩田に居を構えました。