ランニングを始めて7年ほど経過しました。
その間、脱水症状、足底腱膜炎、捻挫、いろんなケガをしましたが、今回はちょっと大きな肉離れ。
なかなかしぶとかったので、今後の為に療養体験記としてブログに残すことにしました。
目次
肉離れ
肉離れとは(肉離れの症状)
スポーツ動作中、急に筋肉が切れた様に実感するとともに、痛みを感じ、プレーの継続が困難な状態
自分が通った整形外科では上記のように肉離れを定義していました。
また、受傷しやすい部位として
・大腿四頭筋(だいたいしとうきん|太ももの大きな筋肉)
・ハムストリングス(太ももの裏)
が、挙げられてます。
肉離れの症状(自分の場合)
とはいえ、症状の定義が完全一致するわけではありませんから、ちょっと定義を広げる必要もあります。
自分の場合は、
・急に筋肉が切れたような感じは一切感じなかった(定義外)
・ただ、ふくらはぎの内部に痛みを感じ、無痛で走り続けることは難しかった(定義内)
受傷部分も、
・右ふくらはぎのヒラメ筋
でした。
肉離れへの道(時系列)
・2019年12月1日 大阪マラソン2019(フルマラソン)
いつもの如く無事完走。タイムは3時間48分で自己ベストは更新できず。
・2019年12月3日 朝ラン(12.3km)
普段通り朝ランをしようとすると、右ふくらはぎにズキンという痛みが走ったんですね。
でも、こういうことはたまにあるんです。(いつも走り過ぎなので・・・)
その場合、走りはじめは痛いけど2~3km走ると、ふくらはぎが温まるのか痛みが治まってきます。
で、そのまま継続して痛いのを少し我慢して毎日走っていると、いつの間にか痛みが無くなっている。
こういう悪い経験があるので、前回と同じような症状だなと思って走っちゃってました。
・2019年12月12日 朝ラン(10.5km)
1週間近く経つけど、走ったらまだ右ふくらはぎが痛い。ちょっと長いなーと思う。
・2019年12月15日 リレーマラソン(13.5km|1.7km×8週)
リレーマラソンと言うこともあってスピード走が結構入る。走り終わったら痛む。
大会会場からの帰りは、足を引きずらないと歩けない為、しばらく休脚日にしようと決める
・2019年12月18日 鎌倉ハイキング(6.6km)
少し足を引きずるようにして歩く。
・2019年12月24日AM 朝ラン(5.6km)
1週間以上の休足日。
右ふくらはぎの痛みはちょっと治まった感じかするので継続。
でも5km走った地点でふくらはぎの痛みがひどくなり、いつもと違うと感じて走るのをストップ
・2019年12月24日PM 整形外科受診
右ふくらはぎのヒラメ筋に内出血が見られ、中等症の肉離れと診断。全治1~2か月。
リレーマラソンで治りかけた肉離れが悪化したとの見立て・・・。
年末と言うこともあり、リハビリ開始は年明け。それまでお休みしましょうと(涙)
とはいえ、大みそかの日にゆっくりジョグしちゃいましたけど(汗)
肉離れの治療
・2020年1月6日 スポーツリハビリ開始
実はスポーツリハビリは初めて。
PT(理学療法士)さんがマンツーマンで指導してくれます。なんとしても怪我の功名としたい!
肉離れは再発しやすい傷害。なぜ?
それは、同じ走り方(フォーム)だと、肉離れに至った根本原因を繰り返しちゃうから。
だから、歩くフォームやスクワットを見て、肉離れの原因や改善点を洗い出して下さいました。
いやー、PTさんは凄かった。
自分の場合は、
身体が硬いから、前傾姿勢(パワーポジション)を取りずらい。
→結果、つま先荷重になり、ふくらはぎに力がかかり過ぎて、肉離れを起こした。という流れ。
つまり治療方法は、下記の通り明確になりました。
1.毎日柔軟
2.前傾姿勢(パワーポジション)の練習
3.かかと付近から着地してつま先側へ荷重を移して行く走り方を意識
また、普段思っていた疑問点などいろいろ質問をしたり、PTさんの言ったことを素直に吸収しました。
Q.O脚は肉離れになりやすいのか?
A.O脚よりも身体が硬い事の方が問題。
Q.ロードバイクでのトレーニングは大丈夫か?
A.ふくらはぎに力が入るような漕ぎ方をしないならOK。
と言う訳で、しばらくはロードバイクメイン。ランは走ってもジョグペースを心がけました。
肉離れで回復の兆しが見え始める
・2020年1月19日 赤羽ハーフマラソン大会
リハビリをスタートしてから2週間。
その間はロードバイクと、10km以内のジョグのみで、迎えるハーフマラソン大会。
結果は、ちょい早いジョグペースで無事完走。1時間43分台(自己PBより3分遅い)
そして、なんとラン中とラン後、共に無痛でした。
去年12月頭から悩まされた肉離れの回復の兆しが見えた一日でした。
それからは調子に乗らず、でも徐々に負荷をかけるように、10km以上のジョグで頻度を上げていきました。
・2020年2月1日 丸亀国際ハーフマラン
肉離れを起こしてから久々の旅ラン。
ここでも、無事に無痛でハーフマラソンを走り切ることができました。もうハーフの距離は大丈夫。
次はフルマラソン。これを無痛で走り抜けたら完治だと思おう!
・2020年2月16日 熊本城マラソン
フルマラソンの為に熊本に行きましたが、当日は激しい雨のため無理せずDNS。熊本城観光へ(笑)
この熊本城マラソン大会は新型コロナウイルス問題が世間を賑わし始めた大会。
※ネットニュースでマスクをしながらフルマラソンを走るなんて!という記事が出たほど。
この翌日から人が密集するマラソン大会が問題視され、2~3日後に東京マラソンに一般の部が中止。
その後、続々とマラソン大会が中止になり、今に至ります。
肉離れで得たもの
肉離れを起こしてから、まだフルマラソンを走り切った事はありません。
が、2020年4月現在、朝ランでは全くの無痛でランニングが出来ています。無痛って幸せ(笑)
今は「中度の肉離れを患って」良かったなと思っています。
これ、重症の肉離れなら手術になる場合が多いんだって。健康のためのランニングで手術ってば・・・
練習頻度が下がると走力が落ちるのが怖くて、走り過ぎて足に疲労が溜まってました。
そのまま、軽度の肉離れを無視し続けていたら、ケガをするために走るランニングになるところでした。
そして、今まで自己流だったことも反省。
・ケガをし難く効率の良いランニングフォームへ改善できた
・1か月ほど休んでも、走力はそれほど落ちないことを学んだ
・自分の身体の柔軟性が高まりつつある
肉離れで学んだ上記のことは、一生の経験値。
身体に異変が起きた時に、目をつぶらない自分を続けていきたいですね。
PS.
前傾姿勢(パワーポジション)って難しんだよなー(涙)
お尻を突き出す感じ。顔は前を向いて胸を張る。足のかかとで踏ん張る。
膝がつま先より出ない。蹴り出すのではなくてお尻の力を使って両足を前へ動かす。
上記は個人的なメモでした。