鎌倉市内の神社仏閣に花めぐりに行ってます。
が、行く前にはちょっとその花について調べたりするんですけど、そこでよく見る単語(ワード)が気になったのでちょっと調べてみました。
花の分類
たとえば下記の説明文。
・リンドウは、リンドウ科リンドウ属の多年生植物。
・サザンカは、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。
・カエデとは、ムクロジ科カエデ属の落葉高木。
・ヤマブキは、バラ科ヤマブキ属の落葉低木。 (すべてWikipediaから)
ここで意味不明な、「科」とか「属」とか「常緑広葉樹」。ここら辺から攻めて行こうかなと。
階級での分類
生物を分類するために、界→門→網→目→科→属→種という順番(階級)で分類されてます。
一番大きな括りの「界」で動物界、植物界、菌界と分かれてます。
人間(ヒト)は、動物界→せきつい動物門→哺乳網→霊長目→ヒト科→ヒト属→ヒトっていう分類。
似たものを括ってるんだということと、花の説明で良く出てくるのは科と属。
分類の細かい方なんだと知っておけばいいかと。
科(か)
生物を仲間分けしたときに、よく似た属を集めたグループを科とする。
科目を一覧にすると何百個あって大変です・・・。
ツバキ科、イチョウ科、サボテン科、ヤナギ科、ラン科、ミカン科、リンドウ科、バラ科、・・・
属(ぞく)
生物を仲間分けしたときに、よく似た種を集めたグループを属とする。
科名の下に属があるので、全属一覧とかにするのは難しいですね。
<ツバキ科>
ツバキ属(ヤブツバキ、サザンカ、チャノキ)、ナツツバキ属、サカキ属、ヒサカキ属、モッコク属
種(しゅ)
交配して子孫を残すことができる集団を種とする。
最終的に、みんなが使っている花の名前はこの種名ですね。
リンドウ、ソメイヨシノ、ヤマブキ、ロウバイ、イソギク、ヒメツルソバ、シオン、ハギ 等
樹木の分類
針葉樹と広葉樹
上記分類のTOPはここから始まるんですね!
名前の通り「針」と「広」の違い。葉っぱが細く尖っている(針)か広くて平べったい(広)か。
針葉樹は、冬になっても葉を落とさない常緑樹がほとんどなんだそう。
広葉樹は、常緑(葉が落ちない)と落葉(葉が落ちる)の二種類があって、それを下記で説明しますね!
また針葉樹は、葉が尖っているので日光を浴びるために上に真っすぐ成長する性質があるようで、日本の木造建築の柱には針葉樹が使われると。スギ、ヒノキが針葉樹です。
広葉樹は、葉が広いので高くある必要がなくて、日光を捕まえるために横に広がっていきます。
葉っぱの形と光合成が分かれば樹木がどのような形になるのか何となく想像できますね!
常緑広葉樹と落葉広葉樹
この二つは名前の通り、常緑(常に緑|年中葉がある)と落葉(葉が落ちる|冬は枝のみ)ですね。
冬に街中を歩けば、緑色であふれた木と、枝だけの寂しい木があるのが分かります。
逆に夏場は、落葉広葉樹でも葉を付けるので、世の中が緑色になりますね。
落葉広葉樹が葉っぱを落とすのは、冬に光合成っていう無駄なエネルギーを使わないようにするため。
紅葉のカエデなんかは落葉広葉樹ですね。
で、常緑広葉樹なんかは、照葉樹、硬葉樹、熱帯雨林樹、マングローブとさらに分類されるんですけど、比較的温暖な日本は下記の通り。
照葉樹(常緑広葉樹)
シイ類、カシ類、タブノキ類。やや小さくて光沢のある葉。日本に多い。
夏緑樹(落葉広葉樹)
ブナ、ミズナラ。厳しい冬に一斉に葉を落とす。日本に多い。
ちなみに、世界遺産(自然遺産)の「白神山地」は、ブナなどの落葉広葉樹林が、比較的原始的な状態で残されていることが高く評価されてるんです。
第一弾としてはこれくらい抑えておけば、ちょっとは花や木を見るのが楽しくなってくるかなと思います。
最近は歩きながら木々に目が行くことが多くなりました。
自然を愛でれるようになってきたのかしら(笑)