支出の聖域を無くす

支出の聖域を無くす

これまで、FPとしていろいろな家計を拝見させて頂いていますが、節約できない人の傾向がある程度分かります。
それは、支出の必要性に理由をつけて聖域化してしまう項目が多い場合です。

聖域をゼロにしようなどと窮屈な人生をアドバイスするつもりはありませんが、少ないに越したことないです。

また、支出を抑えることによって節約効果が大きいという視点も重要で
・長く使うもので金額が大きいものはOK
・1回で使い切り、金額が大きいものは、節約の天敵

上記の内容を含め、下記にまとめてみましたので、ご覧ください。

 

・食費
タバコ、酒、接待、飲み会 を 極限にまで減らす。
特に飲み会、一回の飲食で約3,000円という支出インパクトを良く考えること!(逆に節約効果が高い!)
毎朝のスタバ習慣などはNGです。せめてコンビニコーヒーに。(逆に節約効果が高い!)

・教育費
お子様に投資したい気持ちは分かります。
ただし「やりたいものはなんでもやらせたい」「お金で不自由させたくない」だと、危ない。
優先順位を決めて絞りましょう。

・住居費
支出金額が大きくなりがちなので、住居費が多いと節約はそれだけで難しいです。
住宅ローンを組んでる人は、借り換えや繰上げ返済を駆使してとにかく無くすこと。
賃貸に住んでいる人は、自宅を住宅ローン無しで購入できるようにお金をためる。
また、実家、社宅、家賃補助が利用できるなら、出来る限りしがみつくことも正解です。

・保険料
保険営業マンは保険販売がビジネスで歩合給。間違いなく、割高な保険に加入させられるでしょう。
最低限、対等に話ができるように保険について勉強するか、保険以外でビジネス収入があるFP等にお願いしましょう。

・交際費
「自分へのご褒美~」とか言って、海外旅行や買い物などすることもあるかと思いますが、論外です。

 

将来、経済的に困らないようにするには、支出を抑えて貯蓄して可能なかぎり投資元本を大きくすることが絶対。
そうじゃないと、お金の増え方が遅くなり、ますますお金の工面に苦労することになりますよ。

<節約のコツ>

 今の小さい幸福より、将来の大きな幸福を考えること!