御朱印集めという趣味を持ち、神社仏閣巡りを始めてみると、今まで知らなかった事を知るようになります。その一つが観音巡礼。
そして平成31年に結願(三十三か所をすべてお参りする)を果たしましたので、その記録をいろいろ残していきたいと思います。
巡礼とは?
大きい枠で言うと、巡礼っていうのは宗教上の聖地を巡る行為のことをです。
日本で一番有名な巡礼は「四国八十八ケ所霊場」でお遍路さんで有名です。この場合、宗教上の聖地=弘法大師の御跡となりますね。
ただ、お遍路さんは八十八ケ所のお寺が広大な四国四県に広がっているので、日程や費用の面からも敷居が高いです。
その次に有名なのが観音霊場巡り。
西国三十三か所観音霊場巡りが歴史も古く有名ですが、坂東三十三か所観音霊場巡り、秩父三十四か所観音霊場巡りもあります。
関東に住んでいる場合は、坂東三十三か所観音霊場巡りが巡礼初心者にはピッタリですね。
坂東三十三か所観音霊場巡りとは?
茨城県に坂東市がありますが、坂東っていうのは昔の関東の言い方です。
つまり関東にある三十三か所の観音様を巡ること。関東は(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)1都6県です。
観音信仰に篤い、源頼朝が西国巡礼があることを知って、坂東にも作ったとあります。
源頼朝が企画者で、関東を巡る旅となれば、やる気が湧いてきますね。
勢いでスタート!
さて、自分が住んでいるところは、源頼朝のお膝元の鎌倉市。
坂東三十三観音霊所の第一札所は、鎌倉市の杉本寺。いつでも行けるところにありました(笑)
巡礼とは何かという知識や作法も知らなかったのですが、とりあえず杉本寺に行ったときに「坂東巡礼始めたいんですけど」と言ったら、お寺の方が、複数ある御朱印帳を教えてくれて、その一つを選び、御朱印を書いて頂きました。
また、一番札所で発願(巡礼を始めること)の場合のみ、発願印が頂けてなんかラッキーでした。
知識や礼儀作法はあとからついてくる、とりあえず始めてみようの精神です。これから約1年間に渡る坂東三十三観音巡礼旅がはじまりました。