小型船舶免許2級 国家試験

小型船舶免許2級 国家試験

いよいよ国家試験の当日がやってきました!
噂によれば、学科合格率約93%、実技合格率約97%ということで、データだけ見ると簡単に受かりですがホントかな?って感じですね。

このデータを見て、試験準備に手を抜いたりすると落ちることも十分あるのではないでしょうか?

実際にボート教室で学科講習を1日受けましたが、まあ知らないことだらけで、そのまま受験したら落ちるだろうなと思いました。
実技講習も1日受けましたが、これは車の運転をしていれば「なんとかなる」かなというレベル。

国家試験に向けての事前準備

私はこういうのには手を抜けないタイプなので、
国家試験前の一週間で学科講習の問題集(約800問)はすべて解いて、インターネットでの過去問もちょとやって、間違ったところはテキストで整理。浮標式、灯質、灯火・形象物などの暗記物もある程度は覚えました。

実技対策については、テストの内容をしっかりと把握。
ロープワークについては、当初巻き結びしかできなかったのに、練習してたらクリート止め以外はほぼできるようになりました。

落ちて後悔はしたくないので、これで落ちたら仕方ないっていうくらい準備はしてみました!

国家試験 全体スケジュール

さて国家試験の全体スケジュールです。
遅刻したら受験できませんよ!って脅されてたのでしっかり時間前には会場に到着。前のホワイトボードに予定が記載されていました。

9:00 身体検査
9:35 学科試験
11:10 実技試験

国家試験 学科試験

9:00 全体説明 → 身体検査

 一人ひとり呼ばれて、視力検査等を実施して、問題なければ即合格です。

9:35 学科試験の説明と問題配布

 教室は1級と2級の人合同でした。1級の人は問題の海図を配られていてなんかカッコよかったですね。
 説明を聞いていると、2級から1級へのステップアップは上級のみの試験でOKのようです。次回はこれかな。

9:45 学科試験開始

 2級の試験時間は70分。開始30分から退出が可能です。
 問題は50問なのですが、落とす試験ではないので、ひっかけ問題もなく、しっかり勉強してたら余裕で合格すると思います。
 私は20分ほどですべての問題を解き終えて、間違っても2,3問かなという感触でした。

10:15 退出可能

 退出するとその時点で試験は終了。回答は教室外に張りだされているのですぐに自己採点が可能です。
 

さて、次の実技時間が余ったのでマリーナを散歩。天気も良くて風もなく、船舶を見てるだけで楽しいですね。
途中、物凄い大きな船が軽油を給油しに来てまして、4500Lくらい入ると思うのでと二本同時に給油してました。車とは規模が違いすぎる・・・。

経由でも150円/Lくらいするはずから、なんと約67万円!!!

国家試験 実技試験

さて、一番緊張する実技試験がやってきました。。。

実技試験終わって、ランチ食べて、午後から実技試験かなと思ってたら、私の順番は11:10分からと、学科試験終わってすぐ!
心の準備も整わないまま始まってしまいました。

実技試験は1つの船に、1人の監督者と3人の受験者が乗り込みます。
今回、実技試験を受ける受験者が8人いましたので、組は3つ。最後の組は14:00と結構間延びして可哀そうですね。

11:10 1組目 実技試験スタート ← 私は運よくこの組
12:30 2組目 実技試験スタート
14:00 3組目 実技試験スタート

ということで、船舶免許の国家試験は午前中で終わってしまうことが決定しました!
1人に対して試験時間は約30分程度。なので全員実施してまたマリーナに戻ってくるので約1時間30分は海の上です。

まずは桟橋に船を係留したまま、点検やトラブルシューティング、ロープワークを一括りにして3人順番(A→B→C)で実施。
試験者が船の外に出て、他二人は船で大人しくって感じです。

問題のロープワーク。私はハンドルにいかり結びが出題でした。他の人はもやい結びと二重結びだったかな? 全員違う出題でした。

次は海上に出て、直進、返信、人命救助などを一括りで。順番は(A→B→C)と同じ。これはAの人辛いですね。。
その次は、蛇行、後進、ハンドコンパス?だったかな?を一括りで。順番が(C→B→A)と変わりました!
最後はマリーナに戻ってきて、着岸、離岸です。順番が(B→C→A)になりました。

落とす試験ではない様で、実技の順番も変え公平性を保ちつつ、監督員もどちらかというと受験者の味方って感じでしたよ。

横浜ベイサイドマリーナ桟橋
横浜ベイサイドマリーナ桟橋

実技試験は、さすがに緊張しますが、緊張しても仕方ない、落ちたらもう一回受ければ良いだけ。のと開き直るのが良いですね。
落ち着くためにはしっかりとした事前準備が必要になります。事前準備なしで落ち着けるわけありませんから。

そして、今回の実技試験。私は明らかな減点をやってます。
蛇行運転で戻る進路がズレる。人命救助も右舷から左舷へ変更。着岸は完璧に失敗。船尾側のクリート止めが出来なかった。。。

でも、見張りはしっかり、安全運転は出来たと思います。

船舶免許 合格発表

国家試験の実施から約一週間後。
当日10時から「ボートライセンスオフィシャルサイト」で合否を確認できます。

ネットをポチポチ操作してくと受験番号が掲載されていて・・・「合格」と。

他の人の受験番号を見てみましたが、今回同じ日に実技試験を受けた人は全員合格しているようでした。

4月に勢いで申し込んだ感のある前泊免許教室ですが、今は船舶でどこのマリーナへ行こうか楽しみで仕方ありません。
まだ知らない海の世界をこれから時間をかけて楽しんでいこうと思います。