鎌倉には、日本人が好きそうな名数史跡っていうのが、何個もあったりします。
鎌倉五山とか鎌倉七口(切通し)、鎌倉十橋、鎌倉十井などなど。
鎌倉検定にも複数の名数史跡が掲載されてますが、同じような内容を複数個、テキスト読んでも覚えられないので、
1:朝ランでその場所に実際に行って
2:その後インスタに簡潔にまとめる
ってことをやってます。飽きずに朝ランする動機にもなりますしね!
目次
鎌倉十橋とは?
さて今回は鎌倉十橋。
江戸時代から観光用に使われだしたみたいですが、鎌倉検定のテキストにもバッチリ掲載されて試験範囲なのです。
10か所なので、10日かかるのですが、すべて巡り終わったのでまとめてみます。
歌ノ橋
歌ノ橋は二階堂川に架かってる橋。
渋川刑部六郎兼守が無罪の罪を和歌で詠んで荏柄天神社に奉納。それに実朝さんが感心して罪を免れたとか。
そのお礼に荏柄天神社の参道近くに橋を架けた。それがココ!確かに荏柄天神社の参道入り口の近くです。
夷堂橋
夷堂橋は、本覚寺前を流れる滑川に架かる橋。本覚寺境内にある、屋根の丸っこい夷堂がこの橋の由来。
ちなみに、滑川は鎌倉市を流れる全長6.3kmの二級河川。源流は朝比奈峠付近。
勝ノ橋
勝ノ橋は寿福寺門前に架かっていた橋。今は完全暗渠(地下に埋まっている橋)です。
お隣に英勝寺があって、その開基、勝の局が架けたからこの名前だそう。
勝の局は徳川家康の側室。英勝寺には三つ葉葵紋がたくさんありますね。
裁許橋
裁許橋は佐助川にかかる橋。近くに問注所があったからこの名前。
そのまま海側(南側)へ進むと昔は刑場があったそうで、その先には、罪人の霊を供養する六地蔵が交差点にありますね。
逆川橋(さかがわばし)
逆川橋は、滑川水系の河川(支流)である逆川に架かる橋。
地図を見ると分かるんですけど、この橋を流れる逆川は流れを180度曲げて反対側へ蛇行して流れてて、だから逆川と。
凄い地味な橋ですけどね。。。
十王堂橋
十王堂橋は小袋谷川に架かる橋。
小袋谷川は、北鎌倉や大船を流れて柏尾川へ合流する川です。
今は無いけど、昔はこの辺に十王堂があったのでこの名前になったようです。
筋違橋(筋替橋)
宝戒寺の近くに石碑のみ存在しています。
名前の由来は斜めに架かっていたからとか。鶴岡八幡宮に近いので、知らず知らずのうちに通ってるかも。
針磨橋(はりすりばし)
針磨橋は極楽寺川に架かる橋。七里ガ浜付近へ流れています。
その七里ガ浜は昔、砂鉄の採集場。この橋の近くに、針金を磨いて針を作る老婆が住んでいたことがこの橋の由来だとか。
詳しくは知りませんが、刀工で有名な相州正宗もこの付近の話だそうですね。
琵琶橋
琵琶橋は佐助川に架かる橋。下馬交差点より少し南に行ったところにあります。
鎌倉十橋の中で、唯一現代人が読める説明板があるところです(笑)昔は若宮大路のこの辺を琵琶小路と言ったようです。
乱橋(みだればし)
乱橋は材木座の近く、水道路交差点を南へ百メートル進んだところにある小さな橋
石碑がありますが、その横に1mくらいの背の低いコンクリートがありますがこれ?って感じの橋です。
でも、歴史は面白く新田義貞の鎌倉攻めで、鎌倉を守っていた北条軍の防衛ラインが乱れ始めた場所だから、この名前が付いたとか。
ここは九品寺も近く、新田義貞由来の史跡がありますね。
鎌倉十橋の場所
鎌倉には鎌倉十橋ではない、紫陽花で有名な玄通橋や、紅葉で有名な犬懸橋もありますよ。