伊豆半島ジオ検定3級 合格体験記
伊豆半島ジオ検定3級の概要
伊豆半島ジオ検定3級は、2012年度から実施されている「伊豆半島ジオパーク」に関する最下級の検定で、誰でも受験が可能です。
・受験方法
伊豆半島ジオ検定3級は集合形式ではありません。オンラインか郵送対応(問題をダウンロード)。
そして、自宅等で受験可能なので、正直、ネットや本で調べながら受験とかも出来ちゃいます。
こういうお手軽検定なので、受験料は無料。
1、2級の上級検定になると、伊豆での集合試験となります。(3級の合格が受験資格)
・受験期間
伊豆半島ジオ検定3級は毎年7月中旬~8月末日までの約1か月半もの間、受験が可能です。
そのアナウンスが、毎年7月に入ってからHPに公開されます。
・認定条件
問題は全50問の4択形式。50問中、35問以上(70%)の正解で合格です。
合格すると、後日、名前入りカード型の合格証(有料800円)を希望するか、メールで問い合わせがやってきます。メールに返信すると、後日、自宅に郵送される流れです。
※伊豆半島ジオ検定の公式HPはコチラ
検定の勉強法
伊豆半島ジオ検定3級の勉強法は王道の下記3つです。
・過去問を解く
まずは、この手の教養検定合格の鉄則「過去問」です。
伊豆半島ジオパークの公式HPに2012年からの過去問題と解説が掲載されていますので利用しましょう!
公式HPには、ダウンロードできる「ジオMAP・パンフレット」、おススメ書籍なんかも紹介してますね。
・地学のムック本等を読む
伊豆半島はもともと日本列島に存在していたのではなく、南の火山がプレートに乗って日本列島に衝突してできた、世界でも有数な珍しい場所。
なので、地学の世界では外せない内容で、地学関係の多くのムック本には伊豆半島の成り立ちが掲載されています。これらが書いているムック本は、絵とかもあって分かり易く読んでいけます。
自分が良く読んでいたのは下記の2冊です。
・現地へ行く
ムック本等で伊豆半島についての基礎知識を身に付けて、過去問を解いて、気になった場所や行きたい場所が出てきたら、そこに実際に行ってみるのが鉄則です。
現地訪問の旅行は最高のインプット。現地に行くことによって、
1:思い出として(一生忘れないほど)脳に記憶され
2:言葉では分かりずらかった内容も実際に見ると理解
3:分かり易い案内板を現地で読めて復習
本を見るより何倍も理解できます。「百聞は一見に如かず」とは上手い事言ったもんですね。
実際の検定
今回は自宅でオンライン受験しました。
問題をPDFでダウンロード、回答の4択(A,B,C,D)から一つ選んで、回答をオンラインに入力していきます。
3級と言えど、伊豆半島はとっても広いですから出題範囲も広いです。
南伊豆から西伊豆、東伊豆、伊豆半島と本州の付け根である沼津、三島なんかも数問出題されます。
だから、めっちゃくちゃ面白いです。
問題を見て解きながら「次ココに行ってみよう!」となるのですよ。
また、ジオ検定と言いながら、伊豆観光案内みたいな側面もあって、歴史、文学、特産品、時事ネタも出題。
ネットとかで調べないで受かるのかな?(汗)と心配になってくる難易度です。。
検定を受けるきっかけ
で、そもそも、なぜ伊豆半島ジオパーク検定よ?ってことなんですけど、
1.鎌倉検定で地質に興味を持った
まずは鎌倉繋がりですね。(ここ重要!)
鎌倉は三方を丘で囲まれ、外部との連絡手段で切通しが作られ、地層がむき出しになって身近に感じる訳です。
そこに、鎌倉石っていう加工しやすい地層からとれた石があり、その層が「池子層」で、と知らない内容のオンパレードになったら、詳しく知りたい!となってしまったと。
2.天文宇宙検定繋がり
大学は理学部の「地球惑星科学科」だったので、元々その分野には興味があったのですが、いったん就職で離れてしまい、サラリーマンを卒業した今、時間ができて勉強を復活したという感じですね。
天文宇宙検定は、恒星や惑星(地球も惑星)の一生など、地球の成り立ちをより俯瞰でき、そこから詳細を詰めていくと、日本の成り立ちまで繋がるわけです。
こういう関連知識は、繋げたいと思うのですよ。ワタクシは。
検定後の楽しみ方
伊豆半島ジオ検定3級には合格したのですから、次は2級、1級と進めていくわけですが、身体を動かす趣味も混ぜながら効率よくと思っています。
伊豆半島はその立地や自然環境から、ランニングとかロードバイクの大会もあります。
過去に出たことあるのですが、その時はまだ伊豆半島ジオ検定の存在も知らず、ただゴールするのが目的になってしまいましたが、今後は道中のジオパークも楽しみながら参加したいなと思っています。
もちろん、温泉旅行やジオパークだけをひたすら巡るドライブなんかもやってみたいですね。