自宅でパンク修理の練習

自宅でパンク修理の練習

今回は、パンク修理の練習で、ホイールからタイヤやチューブを外してまた取り付けるっていうことをやってみたので、それで分かったことなどを記載していきたいと思います。

ツーリングに二の足を踏んでいたパンク事故

ロードバイクを購入したきっかけは、
 ・ランニングで足を痛めた時に変わりの練習になる
 ・ツーリングでいろんなところを旅してみたい
というのが大きな二つの理由でした。

ランニングの練習の替わりにロードバイク。というのは実際やっていますが、ツーリング、特にロングツーリングはまだできていませんでした。
それは、パンクになったときに自宅から遠かったらヤバいなというのがあったからです。

なので今回はロングツーリングに向けての事前準備です。

パンク修理をお店にお願いすると

パンク修理って、自分で一度もやったことが無いので難しそうだなーと思ってました。
また、雑誌では簡単だけどコツがいる。一度はやっておいた方が良い。という書き方。

難しそうだな→簡単かも って考えが変わったのは、チャリ屋でパンク修理の費用を聞いたとき。

「工賃は1000円で、他にチューブ代が掛かります」って。
「えっ?そんな安いの?」

これを聞いて、パンク修理簡単なんだと思いました。
だって、技術的に難しかったら、もっと費用を取ると思いましたもん。

パンク修理に必要なキットをそろえる

パンク修理ですが、やっぱりツールは必要とのことで、チャリ屋さんで購入したものは、
・チューブ×2本
・ツールケース(小さい空気入れ、タイヤを外すタイヤレバー2本、携帯工具)
です。

で、ツールケースも購入したので、これを入れておくボトルケースも購入して、ロードバイクに取り付けました。

頼りになるのはロードバイク雑誌

自分はロードバイクの初心者で、近くに簡単に聞ける経験者なんて一人もいません。
なので、頼りになるのはロードバイク雑誌です。これとインターネットを見ながら実際に作業の妄想です。

そこで困るのが専門用語。初心者は簡単な用語すら分かりません。

例えば、
「タイヤレバーを入れてビードリムから外す。」

ビードはタイヤの縁のこと。リムはホイールの外枠のこと。
調べれば分かるのですが、初心者が1文章のなかに不明用語が2つ以上入ってると読みづらいんですよね・・・。

パンク修理の記事で、一番いやだったのが、「最後タイヤをはめるのに1時間くらい格闘する人もいる。」なんて書いてあるんですよね。
そうなったら面倒くさいなぁと思いながら意を決してやってみます。

パンク修理練習1 チューブの空気を抜く

いつもチューブには空気を入れているので違和感ありまくりですけど、空気を抜かないとタイヤがリムから外せないので全部抜きます!
パンクになったらチューブから空気抜けてるはずですしね。

練習の場合は、バルブの先を押して空気を抜けばOK。ほんの2~3秒で抜けてしまいます。

パンク修理練習2 タイヤレバーを入れてタイヤ縁をホイール外へ出す

まずはタイヤレバーを一つ使って、タイヤ縁を外にだします。
これは意外と簡単でした。力もいりません。

でも一つだけだとタイヤは外れないので、二つめのタイヤレバーを投入します。
初めの一つ目のタイヤレバーは付けたままで、二つ目のタイヤを外しては横にずらしてまた外すを繰り返します。

パンク修理練習3 タイヤからチューブを取り出す

タイヤの片側がホイールから外れたら、タイヤの中にあるチューブを引っこ抜きます。
タイヤを少し強引に広げて、チューブを引っ張ります。ある程度の力で引っ張らないとダメかな。

最後はバルブをホイールから抜くとチューブ全体がホイールから抜けます。
これでチューブの全貌が明らかに。チューブってやっぱりゴムなんですねー。そしてバルブが付いてるんですね。

パンク修理練習4 タイヤもホイールから外してみましょう

せっかくなんでホイールを丸裸にしちゃいましょう。
自分の乗るロードバイクなのですから、一つ一つのパーツを知っておいて損はないです。

タイヤとチューブが入ってるホイールの縁中は、鮮やかな青色でした。なかなか格好いいですね。

バルブを入れるホイールの部分は下記のような感じで穴が開いてますね。

パンク修理練習5 チューブに少し空気を入れる

さて、取り付けに入ります。
パンクの時は新しいチューブに取り替えますけど、今回は練習なので、今取り外したチューブをまた取り付けます。

このとき、少し空気をいれてチューブを丸くした方がいいですね。
空気を入れないと折れ曲がったりして言うこと聞いてくれません。

パンク修理練習6 タイヤの片側をまずホイールにはめる

次にタイヤの片側をホイールにはめます。
あとでチューブをタイヤの中に入れこまないといけませんから、タイヤの両側入れちゃったらダメですよ。

ホイール回しながらタイヤの片側入れていくと、さっき入れたタイヤがホイールから外れていくので、丁寧に外れないようにね。

パンク修理練習7 タイヤのなかにチューブを入れる

タイヤの片側とホイールのリムが開いている部分からチューブを入れていきます。
一番先にやるのが、バルブをホイールに入れちゃうこと。後からは、場所がズレたりして入れるのはほぼ不可能でしょう。

このチューブ入れも、ホイールの上に置くようにするのではなくて、タイヤの中に入れ込んでいくのが正解。

パンク修理練習8 タイヤの片側をホイールにはめていく

雑誌等でもここが最後の難関と書かれている場所です。
最初の方はホイールにハマるけど、最後の方は力ずくでは入りません。でもコツが分かればすぐです。なんて書かれています。

個人的には、何の苦も無くタイヤの片側もホイールにはめ込めました。
タイヤとホイールによっては難しくないとも書かれていて、純正は簡単なのかなとも思ったり。

パンク修理練習9 チューブに空気を入れる

最後に空気を入れます。
想定は外でパンクになったということなので、ツールキットにあるミニポンプの登場です。

バルブを入れてレバーを引いて固定して、ポンプを上下させます。
空気が徐々に入っていって、タイヤが膨らんでいくのが分かります。でも手で触ったら結構ペコペコです。

しばらくやっても固くならないので、今回はココでストップ。
自宅の空気入れを使いますが、測ってみると空気が全く入っていませんでした。

ショップの人も、ミニポンプは応急用なので、空気入れのある場所に行けるくらいの空気を入れられればOKです。
みたいなことを言ってました。

なるほど納得です。

パンク修理練習10 前輪が終わったら次は後輪で再復習

まずやってみたのは前輪でした。
しかし、パンクしやすいのは後輪ですし、後輪にはスプロケットっていう歯車が付いていて、前輪とちょっと違います。

また、先ほどのサクッとタイヤがホイールにハマったのは運が良かったのでは?
というのもあったので、再復習ということやってみます。二回もやれば練習としても申し分ないですしね。

せっかくなので、後輪にはスプロケットを保護するカバーも輪行用に買っていたので付けてみました。

パンク修理練習11 実走確認

最後には家の近くで実走確認です。
もしタイヤとチューブの取り外しが間違っていたりしたら大変ですからね。

今回は15kmほど近く走りましたが、走行に問題は全くありませんでした。

パンク修理で思ったこと

今回のパンク修理で新しいツールが増えたわけなんですけど、逆に一切使わなかったものもあります。

ツールキットの中に入っていた携帯工具です。
あったほうが安心なのかもしれませんけど、重いし嵩張るし使わないしということで、一旦、これから携帯することは止めにしました。

ツールケースの中で結構幅を取るんです。この携帯工具。

その代わりに必要だなと思ったのが手袋ですね。
めっちゃくちゃタイヤ触るんです。今回は家だったので、ウェットティッシュでタイヤ拭いてからやりましたけど、外だと汚れたままのタイヤを触らないといけないから、手が大変なことになると思いました。

そこで購入したのが、使い捨てのポリエチレン手袋です。
薄いし軽いので、携帯工具の替わりにツールケースの中に2枚ほど入れておこうと思います。

いぜん、チェーン落ちしたときに、手が油でギトギトになってハンドル握るのも嫌になったことがあるので、そういう時にも使えますしね。

実際にやってみることでいろいろ分かることがありますね。

パンク修理練習まとめ

実際にタイヤとチューブを取り外して、再度取り付けるのに30分もかかりませんでした。
また、実際にやってみて難しくないことも分かりました。

でも、実際にパンクしたことがまだないので、まだ気づいていないことがあるかもしれませんが、ロングツーリングで万一パンクしてもなんとかなるだろうという、根拠のある自信は持つことができました。

あとは場数でしょうねー。
パンクで困っている人が助けたりもできそうですし、自分で対応できることが増えるのは嬉しいことですねー。