2020年2月 読書感想文|シンク・クリアリー

2020年2月 読書感想文|シンク・クリアリー

月1読書の時間ですよー。
2020年2月にチョイスした本は「Think clearly(シンク・クリアリー)」です。

よりよい人生を送るためにはどう考えたらいいのか? 知りたいですねー。

Think clearly(シンク・クリアリー)

著者はロルフ・ドベリ

この方は1966年、スイス生まれのご健在の方ですね。
スイスの航空子会社数社でCFOやCEOなどをやった後に、本に関するビジネスを立ち上げたと。

執筆は35才からで、書くことが大好きと言ってますね。
やっぱり好きなことは熱中できるので良いですね。

良い人生とは?を考えるな!

この本はよりよい人生を送るためには、だめな人生を考えて避けろ!と言ってます。

遥か昔から、いろんな哲学者たちが良い人生を探し求めてきたけど、いまだ的確な答えは無い。
そう、良い人生を説明できる究極の定義なんてモノは無いんだよ!と。

でも、だめな人生なら的確な答えがでるよね!これを避けるんだ。

アルコール依存、慢性的なストレス、騒音、嫌な仕事、自分への過度な期待、貧困、孤独、周りの評価、他人との比較、被害者意識、睡眠不足、怒りや嫉妬、等。

自分の人生だけに集中しよう!

この本が最も言いたいことはココだと思いましたよ。
でも、これだけなら他の本にも書いてそうだけど、この本理由が面白くて痛快。

なぜ自分の人生だけに集中するか?

キミがどれだけ優秀でも、世界全体から見たらキミはたいして重要じゃない。
だから世界なんて変えられない(苦笑) キミが変えられるのは自分の人生だけだ。

自分がコントロールできる事に集中しようと言うことですね!

でも、冷たい人間だとかそういうことじゃない。
きちんと生産性のある生活をしていれば、キミは人でなしということにはならないんだ!

と、フォローもちゃんと書いてますよ。

無駄なことを徹底排除しよう

生産性のある生活をするためには、無駄を省く事だと書いてます。
要らぬ不安、嫉妬、ストレス、苦手分野な事、等。こう見ると人間の感情の部分が多いですね。

その中でも、
あらゆる感情の中でもっとと無意味で役に立たない有害な感情は「嫉妬」だと書いてます。

そして嫉妬を感じる相手は「自分と似た人たち」に対してだと。
で、SNSなんかは、気に合うもの同士が互いを比較しあう仕組みで、妬みの恩賞になってる。

だからSNSからは大きく距離を置いた方が、いい人生の近道だよと。

自分の得意分野じゃない仕事は引き受けない。
ボランティアなんて意味ないよ。寄付してその分野の人に任せようよ。

とか、冷たいけどその通り!って話が沢山出ています。

37.読書の仕方を変えてみよう

この章ちょっと気に入ったので、ちょっとピックアップしてみました。

ドベリさんは世の中の多くのモノはゴミだ!と言ってますが、本も同様で、良い本はそんなにないと。
だから、いろんな本を読むより、良書を2回読みなさいと。時間の無駄だよと。

それに多くの人は一回読んだだけでは、本の中身をそれほど覚えてない。
でも、立て続けに二回読んだら理解は10倍にも膨れ上がるからと。

ということで、この本は2回読んでこのブログを書いてます。
確かに一回目では???となってた内容が、二回目では分かるようになってましたね!

これは以後継続ですね。

まとめ

このシンク・クリアリーっていう本は、ある意味痛快でしたね。

他にも
・人間の感情で、現実は動かせない
・人生は静かな方が、生産性は高い
・非現実的な目標を立てても幸せにはなれない
・私たちの人生は、思うよりずっと偶然に左右されている
・軍拡競争のさなかにいては、良い人生は絶対に手に入らない

前向きに行こうっていう理想を求める本は多いんですけど、個人的には「君に世界なんて変えられないから」っていうくらいの正直本の方がしっくりきます。

前向きな事ばかりシャワー浴びてたら、鬱になっちゃいますよ。。。

自分が十分に力を発揮出来ることだけをやろうよ。
人に好かれようとするな。他人はそんなに自分に興味は持ってないから大丈夫だよって。